洛中庵 | 日記 | 睡眠薬の常用とまぶたのけいれん

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洛中庵 の日記

睡眠薬の常用とまぶたのけいれん

2016.04.12

今日(4月12日)ご来院のAさんの主訴は、首筋と肩の強い凝り感。それと、眼の奥の方の痛みとまぶたのけいれんも数ヶ月にわたって続いているとの事でした。


詳しくお話を伺うと、ベンゾジアゼピン系の睡眠薬(現在、広く一般的に処方されている薬です)を三年以上服用しているとの事でした。


まぶたのけいれんはその薬の副作用の可能性も考えられます。もしそうであるならば、まぶたのけいれんを治す為には洛中庵での施術と並行して、その薬の減薬、断薬が必要となります。

Aさんには、「睡眠薬を処方されている医師にまぶたのけいれんについて相談してみては?」とお伝えしました。



過去のこの日記に、このようなケースに関する事を書いていますので一部を転載します。





■2014/08/07
自然な眠りにつきたいものです



以下は先々月(6月29日)の読売新聞電子版の記事、



【睡眠薬常用、目にダメージ…神経過敏でけいれん】(09:19)
 睡眠薬や抗不安薬を長期服用すると、脳の中央にある視床が過度に興奮し、まぶたのけいれんや目のまぶしさ、痛みなどを伴う眼瞼(がんけん)けいれんが引き起こされ、服薬をやめても視床の興奮が続く例があることが、神経眼科医らの調査で分かった。
 脳研究の国際的な学術誌電子版に論文が掲載された。
 三島総合病院(静岡県三島市)の鈴木幸久眼科部長と東京医科歯科大の清澤源弘臨床教授らが11年前から調査を開始。不眠症などでベンゾジアゼピン系や類似の睡眠薬、抗不安薬を長く服用し、眼瞼けいれんを発症した患者21人(服薬期間の平均は約4年)を対象とした。服薬を2週間以上中断してもらい、薬の直接的な影響を除き、ポジトロン断層法と呼ばれる画像検査で脳の活性度を調べた。
 このデータを健康な男女63人、薬と関係なく発症した患者21人、服薬中だが未発症の24人(検査時は薬を2週間以上中断)の画像と比較した。
 その結果、服薬中の発症患者は、全身の感覚情報を大脳に中継する視床が健康な人よりも激しく活動していた。薬の影響で、視床の神経細胞の興奮を抑える働きが鈍り、神経が過敏になって目の症状が引き起こされたとみられる。
 検査後に減薬や休薬を続けた患者は11人。このうち6人は眼瞼けいれんの症状が改善したが、完治には至らなかった。また未発症の服薬患者も視床の活動が増しており、将来の発症につながる恐れが指摘された。




記事の転載は以上。
…………………………
治療家となって以来ずっと、私は睡眠薬や抗不安薬の安易な服用には反対の立場をとっています。

やむを得ず服用する場合は、出来るだけ早く減薬、休薬、そして断薬に努めるべきだと考えています。

睡眠薬や抗不安剤などの依存性や様々な副作用を軽くみては大変危険です。(依存性や副作用の出現には個人差がありますが…)


不眠症には可能な限り薬の服用以外の手立を講じるべきだと考えています。


記事にあるような症状のクライアントを担当した経験も何度かあります。

症状の改善、治癒のためにはやはり減薬や休薬が必要でした。減薬、休薬には、鍼灸治療や岩盤浴、サウナなどの自然療法の組み合わせが役に立ちます。理解のある医師と相談の上で実行していく必要があります。



鍼灸、指圧マッサージや温熱療法などの自然療法には睡眠薬や抗精神薬の副作用を軽減する作用もあります。

お悩みの方はご相談下さい。












《 あなたが あなたらしく 輝くように! 》












〈杉浦次郎〉

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