洛中庵 の日記
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穀雨
2016.04.20
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穀雨 初候 〈葭始めて生ず〉
今日、4月20日は二十四節気のひとつ穀雨。暦上の春は、立春に始まり穀雨で終わります。
例年のように、桜(ソメイヨシノ)の花が散ると入れ代わるように、花水木の花が咲き始めました。写真は、洛中庵の近くで咲いていた花水木。
もっとも、花びらのように見えるのは苞(「ほう」・つぼみを包んでいる葉のこと)。近くで観察するとよく分かります。
穀雨以降は雨が降りやすくなり、この頃の穀物の芽を出させる雨を「百穀春雨」。春の気まぐれな雨は「春時雨」。菜の花の咲く頃に降り続く雨を「菜種梅雨」と言います。
さて、外気の湿り気が増してくると共に、私達の体内でも余分な水分が滞り易くなります。東洋医学では、滞った水分を「水毒」と呼び、冷え、むくみ、だるさ
等の諸症状を生じるとしています。
今の時期は特に、冷たい飲み物を控え、身体を冷やさない様にご用心下さい。
《 あなたが あなたらしく 輝くように! 》
〈杉浦次郎〉