洛中庵 の日記
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「ねこ背」、こんな事も…
2016.10.10
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先日(10/6)の日記〈「ねこ背」が改善すると…〉で書きましたように、「ねこ背」は逆流性食道炎の原因となる場合もあります。他に「ねこ背」が原因でよくある消化器系のトラブルは、腹部の圧迫により腸の蠕動運動が低下しておこる消化不良です。
消化器系のトラブルとしては、実際にはこれが一番多いと思います。
他の事例として、最近このような事がありました。
ある高齢のご婦人、どうしたわけか食事の途中で飲食物をもどしてしまわれる事が頻繁に起こるようになってきました。消化器の専門医の診察でも、消化器自体に病変は見つかりませんでした。
結局、判明した原因はごく単純なものでした。
元々「ねこ背」の傾向があるご婦人が極端な前屈みになって食事をされていたために、胃が元々の位置より上部に押し上げられていたのです。
このような場合は食事中と食事直後の姿勢を正しくすれば症状は速やかに改善します。このご婦人も食事中の姿勢を直すと症状はほとんど出なくなりました。
老若を問わず、食事は正しい姿勢でいただきたいものです。
《 あなたが あなたらしく 輝くように! 》
〈杉浦次郎〉