洛中庵 | 日記 | 向精神薬を肩凝りや腰痛で安易に処方するのは問題だと思います

身体の不調の治療や予防。マッサージでちょっとほっこりしたいな、という時もお気軽にお立ち寄りください。

Top >  日記 > 向精神薬を肩凝りや腰痛で安易に処方するのは問題だと思います

洛中庵 の日記

向精神薬を肩凝りや腰痛で安易に処方するのは問題だと思います

2017.05.17

今発売中の『週刊現代』5月27日号特集記事、〈あなたは薬を「誤解」している〉の中で、今年の4月18日に厚生労働省が発表した『医薬品・医療機器等安全性情報』についての記事がありました。洛中庵の日々の臨床とも関連するため大変興味深く読みました。

『医薬品・医療機器等安全性情報』は、ほぼ毎月のペースで発表されるもので、処方薬や市販薬の新しい『使用上の注意』や『重要な副作用』が記されています。


記事によると、4月の文書には通常より大幅に数の多い薬の副作用についての改訂があり、そのほとんどが、催眠鎮静剤や抗不安剤との事。

近年、整形外科領域でも慢性の腰痛や肩凝り、肩凝りからくる頭痛などに処方される事が増えてきたデパスについても、薬物依存性の注意喚起がなされたそうです。

デパスは去年の10月に取り扱いの厳しい第三種向精神薬に指定されましたが、洛中庵での日々の臨床では、「今も安易に服用されている方が案外多い」と感じます。

デパスの長期の服用による依存性と心身に及ぼす様々な副作用は決して軽く見る事は出来ません。(特に高齢者)


慢性の肩凝りや腰痛で安易に飲み続けてほしくない薬です。


今回の『週刊現代』の記事は、デパスに限らず、他の薬剤についても、非常に重要な問題提起がされていると思います。










《 あなたが あなたらしく 輝くように! 》












〈杉浦次郎〉

日記一覧へ戻る

【PR】  上進モータース  博多黒伽哩堂 bistroRYU  K's ODEN BAR  トリミング&ペットホテル専門店                            PETHOUSE AOAKUA  (ペットハウス アオアクア)  ユーポス和歌山六十谷店