洛中庵 の日記
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野獣(=野生)の体
2015.08.20
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昨日ご来院のAさんはバリバリのサッカー女子。
小学生の時から大学生になった現在まで、ずっとサッカー一筋に頑張っています。
小学生の時から洛中庵で身体のケアを担当させてもらっています。
昨日は海外での合宿帰りとのことでした。
日頃の精進が鍛え上げられた身体中から読み取れとても頼もしく思いました。
さて、サッカー女子といえば、先日読んだある週刊誌の記事に「なでしこ」の川澄選手に関するものがありました。 週刊誌の軽めの記事のことですから、川澄選手には恋人がいるのか、いないのかとか、結婚の可能性は?等々、興味本位の信憑性も定かでない内容のものでした。
ただ、その中で紹介されていた川澄選手の言葉は大変注目すべきものだと思いました。
『野獣の体を目指す』 (おおよそこんな言葉だったと思います)
私も最強のアスリートの体は「野獣の体」だと思っています。
野獣の体に鋭い野生の感、そして燃えるような闘志と冷静で緻密な頭脳を兼ね備えたアスリート、それが最強レベルのアスリートの条件だと考えます。
野獣の体というと、肉食獣を連想しがちですが、本来ヒトは穀類(精製度の低い穀類)と野菜、果物や種実類、それらに魚や肉を加えた雑食の生き物です。
決して肉食獣ではありません。
それは歯の形状(肉食獣の歯ではない)や消化管の構造を観察すれば分かります。何より決定的なのは炭水化物分解酵素のアミラーゼの存在です。肉食獣の消化液にはアミラーゼが存在しません。
精製度、加工度の低い穀菜食中心でバランスよく魚や肉(四つ足動物より鳥肉)を取り入れた野獣食(=野生食)がヒトを最強レベルのアスリートに作り上げる食事だと確信しています。
週刊誌の記事を読んで、川澄選手には是非野獣(=野生)の体を手に入れて頂きたいと思いました。
(お似合いの素晴らしいパートナーも!)
《 あなたが あなたらしく 輝くように! 》
〈杉浦次郎〉