洛中庵 の日記
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レモンの脂肪肝抑制効果
2015.08.31
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今日、8月31日は「野菜の日」。
野菜は、人が健康に生きていく上で欠くことの出来ない本当に大切な食材です。
「今日は野菜の日なので…」と、ご来院のAさんから自家菜園で採れた胡瓜と広島旅行のお土産のレモンを頂戴しました。
早速昼食時に胡瓜を切ってレモン汁をかけて頂きました。
ありがとうございました。
さて、レモンといえば先日の新聞の電子版に大変興味深い記事がありました。
以下はその記事。
■「広島サーモン」絶好調 レモン餌、鮮度は抜群(産経デジタル/2015/08/26 17:42)
広島県の川と海で生まれ育ち、「広島サーモン」と銘打った養殖ニジマスの売れ行きが絶好調だ。県内の水産業者3社が連携し、ことし4月に初出荷した。10月までに約20トンの出荷を計画していたが、8月に入り完売間近の状況だ。
ニジマスは「サーモントラウト」とも呼ばれる。養殖する万古渓養魚観光は同県廿日市市の山間部にあり、近くの清流・七瀬川の水を水槽に引き入れ、平成25年冬から養殖を始めた。
卵からふ化させたニジマスを約2年間かけて体長20センチ強に育て、川の水温が低い12月から翌5月までの季節は、瀬戸内海の養殖場に移す。50センチ前後、1~1・5キロに成長させ、1キロ当たり1800円で東京都や広島県の10店舗以上に卸した。
一貫した生産管理で「食の安全」をアピール。ノルウェーやチリなど海外産の冷凍物と違い、注文を受けてから水揚げするため鮮度は抜群だ。
広島県産のレモンを餌に配合し、同社の伊藤順二郎社長(67)は「余分な脂が抜け、こりこりとした食感が特徴。刺し身やマリネ、バターのムニエルなどの料理に抜群に合う」と満面の笑みだ。
記事の転載は以上。
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レモンを養殖魚の餌に配合するという発想が大変興味深いです。
人に対してのレモンのいろいろな健康効果については、古くからよく知られているところです。私はガンの栄養代謝療法(食事療法)をアドバイスする際、1日に2個以上のレモンを必ず摂取するようにお伝えしています。
また、ごく最近の研究でレモンに多く含まれる成分(エリオシトリン)に脂肪肝抑制効果がある事が分かり、発表されました。(三重大学とポッカサッポロフード&ビバレッジ中央研究所との共同研究チーム・2014/1)
脂肪肝は肝硬変や肝臓ガンの原因になるとされています。脂肪肝がレモンの摂取で抑制されるとすれば、大変な朗報です。
洛中庵での私の経験でも、レモンをしっかりと継続的に摂取されている方の中性脂肪値は明らかな軽減傾向が見られます。
メタボリックシンドロームの予防にも効果があると考えられています。
これから、ますますレモンの健康効果が注目されていくと思われます。
《 あなたが あなたらしく 輝くように! 》
〈杉浦次郎〉
