洛中庵 | 日記 | たとえ少量の飲酒でも、乳ガンのリスクを高めます。

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洛中庵 の日記

たとえ少量の飲酒でも、乳ガンのリスクを高めます。

2015.10.22

昨日の電話相談は、
この春に乳ガンが見つかり、乳房温存手術(乳房を残してガンだけを切除する乳ガンの手術法)を受けられた方からでした。

その後の経過は良好で、後は定期的に検診を受けるだけになったとの事。

主治医からは、食生活は普通にしてお酒も少量ならばストレス解消にもなるし飲んでもかまいませんと言われました。どうなのでしょうか?というご質問。


以下は、おおよその私の答え。
まず、食生活を"普通"(病気になる前と同じ)にしてしまっては大変具合が悪いと思います。


私は、現代の"普通"の食生活にこそ問題があり、それが今や一生涯で二人に一人がガンになる状況に繋がっていると考えています。


ほとんどのガンは糖尿病や動脈硬化と同じような全身の生活習慣病です。再発防止のためには食生活をはじめとする生活習慣の積極的な見直しが欠かせません。


次に、飲酒について。少量の飲酒は身体に良いとも言われますが、ガンの再発防止のためには禁酒が基本になります。
アルコールは消化管の粘膜を荒らし、飲食物からの発ガン物質の吸収を促します。また、肝細胞にダメージをあたえ、代謝や解毒機能に支障をきたします。特に女性は男性に比べダメージをより受けやすいといわれています。


ストレスの発散は飲酒以外の方法を上手にしていただきたいです。



先日も、1日に缶ビール1本程度の飲酒でも乳ガンのリスクが上昇するとの研究をアメリカハーバード大学のチームが発表しました。

以下はその事を伝える新聞記事。


■1日に缶ビール1本でも、乳がんリスクが上昇 米研究チーム(2015/10/14 09:18)
 大量の飲酒が発がんに関係することは分かっているが、女性の場合は1日に缶ビール1本程度の飲酒でも、主に乳がんのリスクが少し上昇するとの研究を、米ハーバード大のチームがまとめた。
 米国の医療職の男性約4万8千人、女性約8万8千人の追跡研究。チームは、少量から中程度の飲酒とがんの関係に着目してデータを分析した。
 非喫煙者の場合、男性はアルコール量にして1日30グラム(ビール中瓶1本半程度)未満ならがんのリスクは増えなかった。だが、女性はアルコール量5~14・9グラム(缶ビール1本が14グラム程度)でも、主に乳がんのリスクが飲まない人に比べ13%上昇するとの結果だった。(産経デジタル)



やはり、乳ガンの再発を防止するためには禁酒が基本だと考えます。




食事療法と鍼、灸、指圧整体、温熱療法などを組み合わせてガンの治療、再発防止にも積極的に取り組んでいます。

ご質問、ご相談はお気軽に杉浦までお寄せ下さい。











《 あなたが あなたらしく 輝くように! 》














〈杉浦次郎〉

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