洛中庵 | 日記 | がん治療の鉄則は生活習慣を徹底的に改善する事です。

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洛中庵 の日記

がん治療の鉄則は生活習慣を徹底的に改善する事です。

2016.01.12


先日(1月9日)の日記の続きです。


ほとんどのがんは実は生活習慣病であり、その予防(再発予防を含みます)と治療において最も重要な事は生活習慣の改善です。


がん治療における手術、抗がん剤、放射線のいわゆるがんの三大療法は眼に見えるがんを対象にした非常に粗いレベルの治療だと考えます。


肉眼レベルの治療でがん細胞の全てを取り去る事はほぼ不可能なはずです。


仮に、ほとんどのがん細胞を取り去る、もしくは死滅させる事が出来たとしても、治療前の生活習慣を徹底的に改善しない限り再発のリスクは常につきまといます。


がんは生活習慣病であるわけですから当然の事だと思います。



がん治療の現場では、「抗がん剤で、今あるがんを徹底的に叩く」、もしくは「抗がん剤により手術後の再発を防止する」という事がよく言われます。


これはなかなか難しい事だと思います。



今、私の手元に国立がん研究センター内科レジデントによる、『がん診療レジデントマニュアル第6版』(2013年10月発行)があります。この中の

〈■各種悪性腫瘍に対する薬物療法の有効性〉つまり、「各種のがんに対する抗がん剤の有効性」をまとめた表によりますと、


抗がん剤で治癒が期待できるがんは、血液のがん、造血器のがん、その他のごく一部のがんだけで、ほとんどの固形がんについては治癒は期待できないと分類されています。


ちなみに、「治癒が期待できる」以外のグループは、「延命が期待できる」、「症状緩和が期待できる」、「がん薬物療法の期待が小さい」に分類されています。



また、一般的にがんの専門医が抗がん剤が「効く」というのは、一般人が思う「治る」という認識とは大きな隔たりがあります。この事はしっかりと理解しておく必要があります。


がん専門医の「効く」という認識はあくまでも、一時的にがんの活動を抑制する(奏効といいます)事です。つまり、抗がん剤では、ほとんどのがんは治らないという事です。一時的にがんが縮小したり、消えたようでも根本的な解決にはなっていないという事です。



それではどうすれば良いのでしょうか。がんにならない予防、生活習慣が最も重要。がんになってしまったなら、生活習慣の徹底的な改善を治療の基本とする。そういう事だと思います。

何度も繰り返しますが、ほとんどのがんは生活習慣病ですから、手術、抗がん剤、放射線治療はあくまでも緊急処置であって、それらの治療によってはがんの根本的な治療は出来ないはずです。



がんの予防は生活習慣が最重要。
治療の鉄則は生活習慣を徹底的に改善する事。
この事に尽きると思います。













《 あなたが あなたらしく 輝くように! 》













〈杉浦次郎〉

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