洛中庵 の日記
-
自己整体効果
2011.07.24
-
今日(7月24日)も早朝は涼しく、心地よく散歩が出来ました。(このところ続いていた朝晩の涼しさはそろそろおしまいのようです…)
私のいつもの散歩コースは、思い思いに散歩やウォーキングを楽しむ人達が早朝から沢山行き来されていました。
さて、運動としてのウォーキングのポイントを挙げます。
速度は、軽快なリズムを保ちながら、自分にとって無理の無い(歩きながら会話が出来る位の)やや速歩き。 脂肪の燃焼(ダイエット)が目的なら20分以上。靴はウォーキング専用シューズが望ましい。
姿勢(フォーム)はとても大切です。
肩の力を抜いて
視線は遠くに顎を軽く引く
胸を自然にはる
脚を伸びやかに伸ばす
踵から着地
歩幅は広めに
腕は前後にリズミカルに振る
背筋を伸ばしす(天井から頭を糸でつられているような感覚で)
背筋が自然に伸びて、全体としてバランスがとれていることが大切です。部分的に"おかしな"箇所があっても全体としてしなやかにリズミカルに歩くことが出来ていれば良いと思います。(人それぞれに身体の個性がありますので…)
以上のポイントに留意しながらウォーキングを行うことが大切です。
運動としてのウォーキングの効用は、昨日の日記の「散歩の効用」にプラスして、シェイプアップ、筋力特に体幹支持筋の強化、血中成分の改善(善玉コレステロールを増やし、中性脂肪を減らす。血糖値の安定等)等々数多くあります。
神経系に及ぼす効果はやはり絶大です。心理的には、両手に何も持たないで歩く事による、文字通り"全てを手放した解放感"が様々な効用をもたらしてくれるのでは、と考えています。
その他、治療家の私が重視する効用は、ウォーキングによる"自己整体効果"ともいえる作用です。
正しい姿勢で腕を良く振って歩けば、肩関節や肩甲骨周囲の整体効果が得られます。
正しいウォーキングによって得られるリズミカルな骨盤運動は骨盤周囲の整体効果が強く、特に仙骨の整体効果には注目すべきものがあります。
洛中庵にお越しの運動不足気味の方に、ウォーキングをよくお勧めするのは以上のような効果があるためです。
ウォーキングに関しての私の口癖、『下手な整体師の治療よりよほど良い』はウォーキングの自己整体効果を指しています。(自戒を込めての言葉です)
仙骨の自己整体効果については、先日読んだ『食べない人は病気にならない』山田豊文 著 に大変興味深い内容が書かれていました。
続きは次回に
〈杉浦次郎〉
