洛中庵 の日記
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沢穂希(ほまれ)選手の食生活
2011.07.27
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今日(7月26日)も洛中庵の業務の空き時間に携帯電話で新聞各社の電子版のニュースに目を通していました。(私の日課です)
"産経デジタル"の【蹴球ノート】という記事に目が止まりました。
先日のサッカー女子ワールドカップで世界の頂点に立った「なでしこジャパン」のキャプテン、沢穂希(ほまれ)選手についての記事でした。
病院のリハビリ担当、メディカルトレーナー時代、そして現在を通しての私のライフワーク、「食と健康」に関する内容でしたので、自然と目に止まりました。
記事の内容を抜粋致します。……………………………………………………………………………………【蹴球ノート】食生活、自己管理…世界女王なでしこ沢、体の強さの秘密
山田氏(*沢が所属するなでしこリーグのINACとトレーナーのアドバイザー契約を結んでいる山田晃広氏のこと)は「トレーナーの世話にならない選手」と沢を表現する。かつて右膝靭帯(じんたい)損傷などのケガにも見舞われた沢だが、自己管理を徹底。山田氏は「体の微妙な変化を自分で感じとれるようになっている」と分析する。
沢は食生活にも気を配り、米国でプレーしていたころからなるべく魚をとるようにし、五穀米などを愛用。できるだけ肉食は避けていたという。15歳で代表デビューしてから32歳となった現在まで、日本女子サッカー界のトップに君臨し続けてきた秘訣(ひけつ)は、そういう細かなところまでこだわった"プロ意識"にあるのではないだろうか。 ……………以下省略………………………………………………………………………………記事の抜粋は以上です。
さすが、沢さん分かってらっしゃる(笑)!強くしなやかで故障しにくく、疲労や故障からも速やかに回復する体は食べ物から作られます。
記事では、「細かなことまでこだわった"プロ意識"」と書かれていますが、これには異論があります。 "何を食べるか、何を食べないか"は、スポーツ選手にとって、活躍出来るか出来ないか。故障になる確率と程度。故障からの回復力。 何歳ぐらいまで活躍出来るかを決定する重要な要因だと考えます。決して、細かなことではなく常に上を目指すスポーツ選手の基本であり、非常に大切なことだと確信しています。
沢選手もきっと同じ考えでおられると思います。
スポーツ選手の中には、相変わらず肉食をしないと、パワーがでないという"肉食信仰"をしている方も多いですが、実は沢選手の様に雑穀米もしくは、全粒穀物食(玄米、全粒麦、オートミールなど)と魚、野菜中心の食生活を送っている一流スポーツ選手は内外に多く存在し、その実践者も確実に増えて来ています。
また、当然のことながら、一流スポーツ選手に良いものは私たち一般人にとって良いものだと考えます。
良い食生活は、一流スポーツ選手の総合的な身体能力を高めるだけではなく、私たち一般人の筋肉やその他の骨格系もしなやかに強くします。その結果、肩こりや腰痛の改善・予防が出来る。疲労しにくく、疲労しても回復が早い体になるなど、様々な効用が期待できます。
もちろん、その他の身体各器官にも好影響を及ぼし、病気になりにくい体にもなります。(病気からの回復力もアップします!)
沢選手の次の目標はロンドンオリンピックでの金メダルだそうです。日々のコンディショニングをしっかりとされて、是非とも目標を達成していただきたいと強く願っています。
〈杉浦次郎〉
