洛中庵 の日記
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『永遠の野球少年』
2011.07.31
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今日(7月31日)は日曜日、洛中庵の定休日です。日課にしている朝の散歩の途中、桂川の河川敷に少年野球の子供達の元気な声が響いていました。
先日、ロサンゼルス郊外の自宅で亡くなった伊良部秀輝さんの事が思い出されました…
『彼は永遠の野球少年だった』という、ある野球関係者のコメントが新聞に掲載されていました。 まったく、同感です。
最後まで善くも悪くも、野球以外は不器用な"少年"(それもある意味、悪童)だったように思われます。
私は彼にとって最大の不幸はアルコールに耽溺した事だと思っています。今回の非常に残念な結果も、そもそもはアルコールが深く関わっているように思われます。
日米両国で起こした、飲酒の上での数々のトラブルや事件。 複数の野球関係者が証言する彼の無茶苦茶な飲酒習慣。 ほぼ間違い無くアルコール依存症だったと思われます。
それもかなり進行した…
アルコール依存症については6月26日の日記(『美空ひばりさんとアルコール依存症』)にも書きました。
アルコール依存は本人の意思だけでは、回復が極めて難しい"病気"です。
症状がとことん進行するまでに、アルコール依存症治療の専門病院や施設での治療をして頂きたかった…
本当に残念です。
河川敷で元気な声をあげ、懸命に白球を追う子供達を見ながら『永遠の野球少年 』伊良部秀輝さんを偲びました。
〈杉浦次郎〉
