洛中庵 の日記
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『何を食べるか 食べないか』
2011.08.04
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昨日(8月3日)は暑い一日にでした。 京都市内の最高気温は気象台の発表で、33.4℃でしたが、都心部の体感気温はそれよりもずっと高く感じらました。
今日、明日以降も気温の高い日が続くようです。 熱さ対策は万全にして下さいね。
さて、一昨日の日記の内容。超一流と言われる大リーガー達の栄養管理は、私達一般人にとっても大変示唆に富むものだと考えています。
一般的に栄養管理というと、「バランスよく何でも食べる習慣を」とか「1日30品目以上を好き嫌いなく食べる」というような事が言われています。
ほとんどの栄養士さんやお医者さん、保健師さんたちの決まり文句でもあります。
本当にそうなのでしょうか?
確かに、毎日ジャンクフードやファーストフードを食べ続けている人や単品ダイエットを続けている人など、極端に偏った食生活をしている人に対する栄養指導としてはよいのかもしれません。
けれども、本当にその内容で、ガンを始めとする生活習慣病からの回復が早まり、病気(生活習慣病)にならない強い身体と精神を作る事が出来るのでしょうか?
大変疑問です。
洛中庵にも"生活習慣病の親玉とも言えるガン"(私の持論です)を患った方が(治癒した方も含めて)何人もご来院頂いています。その内の大多数の方が、ご自身の食生活を振り返っておっしゃる事は、
「私は、食生活には普通以上に気をつけていました」 「バランスよく何でも食べていました。他の人と比べても決して悪い食生活をしていません」
というような内容です。
ガンの方だけではありません。その他の生活習慣病になってしまった方々の多くが口にされるセリフです。
もちろん、病気になる原因は食生活だけではありませんし、その他の要因も複雑に関係している場合も多いでしょう。
けれども、「好き嫌いなくバランスよく何でも食べる食生活」を改め、真に「細胞レベルから元気になる食生活」を実践し続けた結果、ガンを始めとする生活習慣病が次々と改善していくのも事実です。
何故でしょうか?
答えは明快だと思います。
「好き嫌い無く何でもバランスよく食べる」という予定調和的な、当たり障りのない、"現在のところは"常識的と考えられている食生活のどこかに間違いがあるからです。
『何を食べ、何を食べないか』 正にこの事が、心身を健康に導く食生活の基本であり、一流のスポーツ選手の場合は強靭な心身を作り上げる基本であると確信しています。
※写真は映画『未来の食卓』(2009年フランス)の一場面
〈杉浦次郎〉
