洛中庵 の日記
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グルテン不耐症
2016.04.24
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Aさんは30代前半の女性。一月ほど前に初めて洛中庵にお越しになりました。慢性的な胃のむかつきとお腹の膨満感、全身のむくみ及び倦怠感を訴えておられました。
昨日は二度目のご来院でした。前回はAさんのお話の内容、お身体を拝見した結果から、典型的なグルテン不耐症と判断し、鍼・灸、指圧・整体の施術の後、次回ご来院までの間は徹底的に小麦食品(パン、麺類、揚げ物、菓子類、ピザ、お好み焼き等々)を制限するようにアドバイスしました。
Aさん曰く、「小麦食品を断って、最初の二週間位で全ての症状の程度が半減し、一月経った今は症状のほとんどが消えてしまっています。大変驚きました…。ありがとうございました!」
本当に良かったです。
Aさんには小麦抜きの食生活が症状改善に劇的に効きました。
小麦食品を完全に制限する事は最初のうちは相当な努力、工夫が要りますが、お米を主食とした和食中心の食生活に慣れればそれほど難しい事ではなくなるはずです。
尚、醤油や味噌の材料には小麦が使わている物が多いのですが、それらは製造過程の麹菌や乳酸菌の作用によりグルテンは完全に分解されています。グルテン不耐症の方の摂取についてはなんら問題ありません。
パンや麺類については小麦の代わりに玄米粉や米粉を使って製造されている食品も増えてきています。
(完全に小麦抜きであるか注意が必要ですが…)
Aさんには是非とも小麦抜きの食生活を続けていただきたいと思います。
《 あなたが あなたらしく 輝くように! 》
〈杉浦次郎〉