洛中庵 の日記
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自己免疫性肝炎が劇的に改善した一例
2016.04.27
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前回の日記(「グルテン不耐症」2016/04/24)の続きです。
全くの私見ですが、私の今までの臨床経験から原因不明の難病と言われている病気の何割かは、グルテン不耐症と何らかの関連性があるのではないかと考えています。
自己免疫性肝炎も原因がよく分かっていない難病の一つです。(平成27年1月1日から医療費助成対象疾病(指定難病)となりました)
Bさんは、昨年の夏に大学病院で自己免疫性肝炎の診断を下されました。
自己免疫性肝炎は中年以降の女性に好発する病気です。病院での治療の基本は副腎皮質ステロイドの内服となります。
Bさんは、好発年齢よりずっと若くまだ30代になったばかり。ステロイド剤の内服以外の治療方法を求めておられました。
Bさんから相談を受けた私は、Bさんにまずかかりつけの医師の了解を取りつけて、すぐにグルテンフリーを中心とした私の考える食事療法を開始するようにアドバイスしました。
かかりつけの医師の了解をなんとか取りつけたBさんは、その後ずっと真剣に食事療法に取り組んでこられました。
今日の昼に大変嬉しい報告がメールで届きました。
Bさんの許可を得て以下にメールを転載します。
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杉浦先生、
ただいま診察が終わりA大学病院の喫茶店にいます。
お陰様で 今回 肝機能すべてが正常圏に収まりました。
コレステロールだけが ちと オーバー(^◇^;)
ほんとうに、ほんとうに ありがとうございました。m(_ _)m
これからも 引き続き 月一度の定期検査で経過観察は続くけど このまま グルテンフリー中心の身体に優しい食生活を続ければ 自己免疫性肝炎は抑え込めると確信しています。
杉浦先生、本当にありがとうございました!
取り急ぎ 御報告まで。
○○○○子
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メール転載は以上
本当に良かったです。
災い転じて福と成す。
Bさんにおかれましては、食事の内容は勿論の事、これからも生活習慣全般に留意され、ますます健康で充実した日々をお過ごし下さい。
《 あなたが あなたらしく 輝くように! 》
〈杉浦次郎〉