洛中庵 の日記
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変形性膝関節症
2016.06.04
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朝から曇りがちの空模様でしたが夕方からとうとう雨が降りだしました。
近畿地方は今日(6月4日)、平年よりも3日早く梅雨入りしたそうですね。
「湿邪」による関節の痛み、浮腫み、種々の不快感などが出やすい季節となりました。鍼灸や指圧・整体などの手技療法の手当ての出番が多くなる季節でもあります。どうか上手にご活用下さい。
さて、今日ご来院のAさんは70代の女性。両膝の強い痛みを訴えてご来院になりました。先日、整形外科を受診し、医師から「膝の軟骨がすり減ってしまっているので手術で治すしかない。」と言われたそうです。
いわゆる、変形性膝関節症の診断です。
どれどれとお身体を拝見しますと、お尻や股関節周りから膝にかけての筋肉や靭帯がこわばって固くなってしまっています。当然、膝の周りの筋肉も…。
筋肉や筋膜、靭帯を緩め、滑らかな動きを回復する施術(今流行りの言葉で言うと「筋膜リリース」。洛中庵では指圧整体とよんでいます。)と鍼治療を施すと症状は劇的に改善し、痛みは半分以下になりました。
おそらく、後数回の施術で痛みはほとんど無くなるはずです。Aさんの場合は当然手術の必要はありません。
いわゆる、「変形性膝関節症」と呼ばれる症状はかなりの割合(私の経験では6~8割)で、適切な手技療法を組み合わせて施す事で大幅に改善します。
中にはAさんのように、整形外科医から手術が必要と言われた場合でもその必要が全く無くなる事も少なくありません。
いつも感じる事ですが、整形外科医の方々にも手技療法の有効性・有用性をもう少し認識して頂きたいものです。
(◎施術により痛みが改善した後も、その効果を持続させる為には、ご自身による簡単なリハビリを続ける事も大切です。)
《 あなたが あなたらしく 輝くように! 》
〈杉浦次郎〉