洛中庵 の日記
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「お化学薬剤」
2016.06.08
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今、発売中の『週刊現代』(6月18日号) の特集記事。
◆現役の医者たちが次々に証言「有名な薬でも医者の言いなりに飲み続けるのは危険です!」
◆「売れている薬の半分以上は、飲み続けないほうがいい」
いろいろな薬を飲んでおられるクライアントの施術を日々担当していますので、服用されている薬の効能や副作用、服用上の注意点などについては、場合によっては施術内容とも関連してくる事もあり、一応の勉強は常にしています。医師以外の治療家としては、よく勉強・研究をしているほうだと自負しています。
ですから、私には今回の『週刊現代』の特集記事の内容については特に目新しいものはありませんでした。
けれども、一般人向けに、この内容の記事が2週連続で特集され、大きな反響がでているという現象を大変興味深く感じました。
記事を読んでいろいろと思う事がありました。その一つは、記事では医師や製薬会社側ばかりを悪者にしていますが、受診者側にも問題があるのでないか、という思いです。諸外国に比べ、日本人の薬好きはよく言われるところです。
確かに、それはその通りだと実感します。日々の業務の中で、様々な薬に依存されている人の多さと、薬に対する盲目的な信頼の強さを感じる事が多々あります。
薬は化学物質ですから、体内に入れば、良い面、悪い面、共に人体に何らかの作用を及ぼすのは当たり前です。
薬を服用するメリットとデメリットをしっかりと認識した上で服用するのが基本のはずです。
まず、「薬=化学物質」だということをしっかりと認識する事だと思っています。
そのために、一度頭のなかで「薬」という言葉を、「化学薬剤」「化学物質」という言葉に置き換えてみてはどうでしょうか。
「お薬」同様に丁寧に言い換えれば、「お化学薬剤」又は「お化学物質」(笑)。
薬に対し、少し見方が変わってくるのではないでしょうか。
《 あなたが あなたらしく 輝くように! 》
〈杉浦次郎〉