洛中庵 の日記
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まず、「何を食べないか」という事が重要だと考えます
2016.06.24
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今朝の新聞の電子版にこんな記事がありました。
■【くらしナビ】嗜好品食べて生活習慣病予防 戸田中央総合病院、全国初の専門外来(2016/06/24 10:00)
健康効果が期待されるチョコレートなどの嗜好(しこう)品を生活習慣病の予防に取り入れ、積極的な保健指導に生かす全国初の専門外来「嗜好品外来」が注目を集めている。
同外来は戸田中央総合病院(埼玉県戸田市)に昨年10月設置。予約制で週2回、火・木曜の午後に開いている。初診時に血液検査や心電図、レントゲン、血管機能検査などを受けてもらい、心臓病や脳卒中のリスクを判断。嗜好品の効果的な摂取方法や生活習慣の改善などを指導する。2、3カ月後の再検査で効果を判定する。
科学的な根拠に基づいて健康への効果が認められた食品を摂取してもらう。薬の投与などに頼らないのが特徴だ。
例えば生活習慣病の予備軍の人たちに、カカオ豆のポリフェノール類を多く含んだ「高カカオチョコレート」の摂取方法を指導する。チョコに血圧を下げたり善玉コレステロールを増やしたりする作用が認められることに着目した。同様の効果が期待できるものとして、ポリフェノールが多い赤ワイン、α-リノレン酸が多いクルミなども活用する。
担当の椎名一紀医師は「普段口にするもので病気を予防できれば、増え続ける医療費の削減につながる。『○◯を食べると健康にいい』といったテレビ番組などの影響力も大きいが、正しい知識の普及が必要」と考え、同外来を開設した。
椎名医師によると、本格的な治療が必要な場合は「薬も投与し、食品と併用するケースもある」。さらに「科学的根拠があるといっても、1つの食品をそればかりたくさん取っても健康になるわけではない」とした上で、運動や食生活などの指導も並行し「これまでに約5割の人に改善が認められた」という。(財川典男)
(以上、産経デジタルより)
面白いアイデアだと思います。
今後、医療の現場において、病気の予防や治療に「食の力」を活かしていく一つの方法になるかもしれません。
私の考えとは異なりますが…。
私は、「食べて生活習慣病を予防」という事より、「食べずに生活習慣病を予防」もしくは、「可能な限り食べずに生活習慣病を予防」するという事の方が重要かつ順序として先(もしくは、同時に実行)だと思っています。
トランス脂肪酸、過度に精製された塩や砂糖、ベーコン・ハム・ソーセージ等の加工肉、遺伝子組み換え小麦、安全性に疑問がある添加物まみれの食品、等々摂取を制限すべきだと考えられる食品は多数あります。
科学的な根拠に基づいた、健康へ悪影響を及ぼす食品の正しい知識の普及にまず力を入れていく必要があると考えています。
《 あなたが あなたらしく 輝くように! 》
〈杉浦次郎〉