洛中庵 の日記
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がんの治療成績を上げるには…②
2016.07.28
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前回(7月24日)の日記の続きです。
国立がん研究センターなどの研究班が先日(7月22日)に発表した、最新のがんの五年生存率(全国推計)は、62・1%で、過去二回より3~5ポイント高く、緩やかに向上していました。
けれども、これは前立腺がんや乳がんなど、経過が比較的良好ながんが増えた事や、がんの早期発見が増えたことによる影響が大きく、治療法が改善したとは言えません。
治療法が改善しないのはなぜでしょうか?
その主な理由を私は、生活習慣病であるがんに対して、手術、化学療法(抗がん剤)、放射線療法のいわゆるがんの三大療法(がんの標準治療)に大きく頼り過ぎ、食生活その他の生活習慣の改善についてほとんど顧みる事がないからだと考えます。
ごく一部の医師が、がんの食事療法に取り組み、かなりの成果を上げていますが、がん医療全体からみれば、残念ながら今のところは極々少数派です。
私も、8年ほど前から、自然療法家の立場からがんの治療に取り組んでいます。食事療法のアドバイス、温熱療法、鍼・灸療法等を組み合わせ、進行性の乳がん、前立腺がん、膵臓がん、口腔がん等様々ながんの治療にあたってきました。
今では、生活習慣の劇的な改善と自然療法の組み合わせで、ほとんどのがんは治る病気であると確信しています。
とは言うものの、決して、現在のがん医療を全否定しているわけではありません。場合によっては、最小限の手術、副作用のほとんど出ない極少量の抗がん剤治療、身体の負担が少ないスマートな放射線療法等の併用も必要だと思っています。
その場合は、自然治癒力の発動を阻害したり、低下させない範囲で治療を行うという事が絶対的な条件になると思います。(がんを治すのはあくまでもその人自身の自然治癒力ですから)
このような治療では、身体への負担が極めて少なく、生活の質も高く保つ事が出来ます。
もう一つ重要なポイントは、治療のコストが、現代の標準的ながん医療に比べて非常に低く抑えられるという事です。
《 あなたが あなたらしく 輝くように! 》