洛中庵 の日記
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腰痛治療は難しい…
2016.11.11
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先日の日曜日、このブログ(2016/11/06〈ぎっくり腰(急性腰痛症)になってしまいました〉)に書きましたように、何年かぶりに激しい腰痛発作を起こしてしまいました。
その腰痛は、お陰様でまる一日かけて何とか翌日の業務に支障が出ないレベルまで回復する事が出来ました。(日曜日にご来院予定だった方々には、ご迷惑をおかけし本当に申し訳ありませんでした)
それにしても、激しい腰痛を一日で何とかしたのは、うーん、さすが治療家と自画自賛。(冗談です。そもそも、ぎっくり腰を起こす事が情けない…)
さて、腰痛といえば、先日の新聞の電子版(産経デジタル(2016/10/29 09:00))にこんな記事がありました。一部を抜擢します。
〔デスクワークが多くなり、現代病ともいえる腰痛を抱える人は多い。製薬会社などの調査では、慢性の腰痛で3人に1人が「仕事を辞めたい」と思ったことがあるという重大な病だ。しかし、患者と医師には治療をめぐって大きなギャップがある。〕
記事は病院での腰痛治療について満足してない人たちの割合が医師の思う以上に多く、民間療法やマッサージに頼る人たちも多いとして、あるベテランの専門医の次のコメントを紹介しています。
「私たちは医者であり科学者だ。マッサージがどれだけ効果があって治療に有効か、データがない。私たちは科学的根拠があることしかやらない。ただマッサージは時間をかけてやってもらえ、よく話をする。その時点でわれわれは負けており、患者と向き合う必要がある」
このコメントとほぼ同じような内容の話を、私は今までに複数の医師の方々から、直接または間接的に何度も耳にしています。
大多数の医師の腰痛治療に対する考え方が集約されているようにも思えます。
さて、皆さんはどう思われるでしょうか?
《 あなたが あなたらしく 輝くように! 》
〈杉浦次郎〉