洛中庵 の日記
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向精神薬の服用は様々なリスクを伴います
2016.12.16
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大雪(たいせつ) 末候 〈鮭魚群がる〉
シベリア寒気団が居座り続けています。今日も寒い一日となりました。
さて、今日お越し頂いたAさんは約2ヶ月ぶり二度目のご来院。
前回ご来院時には、軽い睡眠障害と頭痛があり、医師から処方された睡眠障害改善薬(アモバン)と精神安定剤(デパス)を服用されていました。
お話しをお聞きし、お身体を拝見しながら指圧整体と鍼灸治療を施しました。
治療後のお身体の反応は非常に良く、これなら現在服用されている二種の向精神薬は速やかに減薬・離脱出来ると思われました。
薬を処方された医師も症状が改善したら服用量を減らして良いとおっしゃっていたとの事でしたので、「早速今日から減薬をされては、」とアドバイスしました。
本日お聞きしますと、前回ご来院後すぐに減薬を開始し、一週間位で完全に服薬を止めたとの事でした。
本当に良かったです。
自然療法家として向精神薬の安易な服用・継続には全く賛成出来ません。
睡眠薬や精神安定剤等の向精神薬の服用は認知症や強い依存症のリスクが伴います。
身体に対しても、当然様々な副作用のリスクがあります。
諸外国に比べて日本の向精神薬の処方量の多さは群を抜いています。
個人的には、昨今の認知症人口の増加は向精神薬の処方量の多さと決して無縁で無いと強く疑っています。
《 あなたが あなたらしく 輝くように! 》
〈杉浦次郎〉