洛中庵 の日記
-
鍼灸の施術よりも優先します
2017.08.20
-
私、杉浦が鍼灸師であるにもかかわらず、鍼・灸の施術よりも食事の内容や生活習慣全般の改
善・工夫を重視するのは何故?
クライアントや同業者から時々質問されます。
江戸時代の儒学者貝原益軒の『養生訓』の中の一文にその答えが端的に記されています。
以下に引用します。
「およそ薬や鍼灸を使うことになるのは、やむをえない下策(へたなしゅだん)といわなければならない。それらを用いる前に、飲食・色欲を慎み、規則正しく寝起きして養生をすれば病にはかからない。腹中が痞満(つかえること)して食欲が少ないひとも、坐りつづけたり寝つづけたりしないで、朝夕散歩し、ほどよい運動をして身体を動かすと、薬や鍼灸を使用するまでもなく、腹の中のつかえる心配はない。これこそ上策というべきであろう。」
『養生訓』巻第一・総論上「薬・鍼灸よりも予防を」(現代語訳 伊藤友信)より
《 あなたが あなたらしく輝くように! 》
〈杉浦次郎〉