洛中庵 の日記
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牛乳と乳製品が"いけない"理由
2011.10.27
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一昨日(10月25日)の夜に吹いていた強い風は「木枯らし1号」だったそうですね。
(※気象庁は、秋から冬にかけ、西高東低の気圧配置で、8メートル以上の北よりの風が初めて吹いた日を木枯らし1号の発生日としています)
今朝も、ずいぶんと冷えました…
これからは、冬型の気圧配置の日が多くなり、朝晩の冷え込みが一層厳しくなってきます。
「冷えは万病の元」、お身体の冷えにはくれぐれもご用心下さい
さて、一昨日の日記で私の推薦図書として挙げました、『食べない人は病気にならない』山田豊文 著/幻冬舎/ から〈「牛乳のある生活」を終わりにしよう〉の項目の要点をご紹介します。
〈杏林予防医学研究所、山田豊文所長が牛乳を「自然で良質な食べ物」には、およそ程遠い存在(乳製品全般も同じ)と徹底批判する理由〉
理由①……カルシウムとマグネシウムのバランスが悪い
牛乳を多飲すると体内のカルシウムとマグネシウムのバランスが大きく崩れ、マグネシウムによるカルシウムのコントロールが正しく行われなくなる。
理由②……脱灰を促進する
動物性タンパク質の過剰摂取により、骨からカルシウムが溶けだしてしまう「脱灰」が生じてしまう。
理由③……ホルモンの働きを乱す
牛乳には、子牛の発育に必要な成長ホルモンや、子牛の成長促進に関わるホルモン様物質(IGF-1)が高濃度で含まれ、その摂取の結果として、乳ガンや前立腺ガン、卵巣ガンなど、性ホルモン系のガンの発症リスクが高まる。
理由④……牛乳の中に飼料由来の農薬が混入する可能性がある。
乳牛の飼育の過程で投与された抗生物質が牛乳中に溶け込んでいる可能性がある。(腸内細菌のバランスを崩す。耐性菌出現のリスクに繋がる)
理由⑤……食性に適していない
日本成人のほとんどが乳糖の分解、消化が苦手。
未消化の牛乳成分がモルヒネのような物質に変化し、脳に重大な悪影響を及ぼすことが懸念されている。
理由⑥
牛乳には、母乳の6倍ともいわれるほどの大量のリン(リン酸)が含まれています。牛乳を多飲すると、過剰なリン酸が、他の食べ物から得た鉄と結びついてリン酸鉄となり、鉄の吸収を阻害してしまう。2歳くらいまでの子供では、鉄欠乏性貧血を起こし易くなる。
以上です。
理由③の"ホルモンの働きを乱す"
については、この日記の2010/12/26の記事、「牛乳と乳製品が乳ガンと前立腺ガンのリスクを高める理由」をご覧下さい。
《 あなたが あなたらしく 輝きますように! 》
〈杉浦次郎〉
