洛中庵 の日記
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『賢者の非常食』
2011.11.05
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昨日(11月4日)の日中も汗ばむほどの陽気でした。
最近の気温もそうですし、各地で多発している局地的な豪雨など、日本の四季の移ろいに狂いが生じているように感じます。
さて、気象・気候の変動も不気味ですが、日本中いつどこで起きてもおかしくないと言われている大地震の発生は、今まさに直面している現実的な問題だと思います。
ご存知のように日本周辺
は「北米」「太平洋」「フィリピン海」「ユーラシア」の4つのプレートが接してい、大地震がいつ起きてもおかしくない状況だと言われています。
東日本大震災の発生以降、6月30日に長野県中部で震度5強の地震が発生したり、7月5日に和歌山県北部で震度5強の地震が発生するなど、日本列島が地震の活動期に入ったのではないかと思わせる状況が続いています。 専門家の間で、現在最も懸念されているのは東海・東南海・南海地震だそうです。
また、それらの連動型の大地震の発生の可能性も指摘されています。
昨日、昼の外出時にそんな事を考えながら書店の棚を眺めていたら、大変面白くまた、為になる本を見つけました。
『賢者の非常食』/株式会社IDP出版/,著名な発酵学者である小泉武夫氏が先日(10月11日)書き下ろされたばかりの新刊です。
その内容は正に私がその時考えていた事…。
著書の紹介を致します。 (同著、"はじめに"より)
〈 東海、関東、南海沖の海底プレートはいつ地滑りを起こすか予断を許しません。もし、東京、横浜、名古屋、大阪などの大都市を大きな地震や津波が襲ったら、救助の手が届くまでには何日もかかることでしょう。この本には、そんな場合に役立つ常食・非常食の知恵をぎっしりと詰めました。 〉
本当に面白くて、為になる知恵がぎっしりと詰まっていました。
また、私が以前にこの日記で書きました、食事療法(主としてがんの)実践中の方の非常食の備蓄①②③(9/5~9/7) の足らない内容をかなり補足してくれます。
(食事療法の内容としては取り入れ難い物もありますが…)
これからは私達一人一人が防災意識をより高めて行く必要があると考えます。
非常食についてのテキストとして是非、お薦めします。
「稲むらの日」に…※
(※安政南海地震の発生した日。この時、紀州広村(現和歌山県広川町)を襲った津波から、村人達を導き命を守った「稲村の火」のエピソードから「稲村の日」とされています。
私達一人一人が防災・減災への意識を高めていきたいものです)
〈杉浦次郎〉
