洛中庵 の日記
-
『野菜たっぷり重ね煮レシピ』
2011.11.09
-
昨日(11月8日)は立冬でした。
いよいよ冬の始まりですね。
食いしん坊の私は、野菜や魚介類が美味しくなる冬は結構好きです(笑)。
冬の食べ物と言えば、いつの頃からか、立冬となることの多い7日や8日は「鍋の日」となっているらしいですね。
また、昨日の産経新聞の電子版ニュースによると、縮小傾向の日本酒市場を盛り上げようと、関西の老舗酒造メーカー11社で組織する「日本酒がうまい!」推進委員会が8日、毎年、暦で立冬にあたる日を「鍋と燗の日」に制定したと発表したそうです。
と、いう訳で、今回は、鍋料理に関連して私の一押しの料理本を紹介致します。
ベジタリアンの方や時々ベジタリアンの方、何でも食べるけれど美味しい野菜をしっかり食べたい方、食事療法を実践中で、肉、卵、牛乳、乳製品を一切使わない穀物菜食メニューで食事を組み立てておられる方等に特にお薦めします。
食養料理の大家・故小川法慶氏が考案、現在、岡山県で自然食の宿「百姓屋敷わら」を営業しておられる、船越康弘・船越かおりご夫妻が実践、普及活動をされている、「重ね煮」料理の本です。
『野菜たっぷり重ね煮レシピ』/洋泉社/船越康弘・船越かおり著
同著で提案されている「重ね煮」は、ほとんど水なし、油なし。切った材料を、鍋に重ねていって煮るだけという方法です。
一般的な煮物との違いは、砂糖やみりん、化学調味料などを一切使わないということです。鍋の底と、材料を重ねた上に自然塩を少しふるだけです。
野菜の本来もっているうまみが、最大限に引き出され、滋味深く甘い煮物が出来上がります。(病人食、離乳食としても優れていると思います)
本当に感動的です。
安全で良質な冬野菜を使って是非お試し下さい。
※『野菜たっぷり重ね煮レシピ』は洛中庵の待合スペースの本棚にも置いています。
〈杉浦次郎〉
