洛中庵 の日記
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アジア人(モンゴロイド)は糖尿病になりやすい
2011.11.16
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昨日(11月15日)のサッカーワールドカップブラジル大会アジア3次予選の対北朝鮮戦の敗戦は大変残念でした。
ザッケローニ監督就任後の初黒星ですが、勝負事ですから負ける事もあります。昨日の敗戦を最終予選突破に向けての教訓にして、きっとワールドカップ出場は決めてくれると信じています。(長谷部選手も「今日の負けを教訓にして次に繋げたい」(代表取材団)と言ったそうです)
さて、昨日の日記の続きです。
「日本人は糖尿病になりやすい遺伝的素因を持つ」と書きましたが、実は、日本人以外の他のアジア人にもこれは当てはまります。 もう少し正確に言えば、「"モンゴロイド"は白人に比べて糖尿病になりやすい遺伝的素因を持つ」という事です。
白人と日本人を含むモンゴロイドとの、この遺伝的素因の相違は、数千年にわたる生活様式の違いにより生じたと考えられています。
糖尿病研究者によると、土壌が肥沃で穀類を中心とした農作物が豊富に採れ、穀類中心の食生活を送ってきたアジア人(モンゴロイド)の場合には、少量のインスリンしか必要とせず、膵β細胞もそれに順応してきた(インスリンの分泌量が少ない。白人に比べて2分の1から4分の3)とされています。
また、近年の疫学的研究(データ)で、興味深いのは中国でのものです。
ずっと以前、中国人は糖尿病になりにくいという学説があったそうですが、近年(1990年以降)の中国に於ける糖尿病患者数の激増によりそれは間違いであった事が分かりました。
中国の経済状態が良好になり、裕福な人達の増加につれて糖尿病は激増しました。「裕福なモンゴロイドは高率で糖尿病になりやすい」という確かな状況証拠が出現した訳です。
現在の日本人は「裕福なモンゴロイドの代表」のような存在です。私達日本人は、「生活習慣が乱れたり、日本人の遺伝的特性から外れた食生活を続ければ、極めて高率で糖尿病になる」、という事を認識すべきだと思います。
《 あなたが あなたらしく 輝くように! 》
〈杉浦次郎〉
