洛中庵 の日記
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寝違えにご用心下さい
2012.01.25
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毎日寒いですね。
今日、1月25日は「日本最低気温の日」です。 1902(明治35)年に、北海道旭川市で、日本の最低気温の公式記録・-41.0℃が測定されたそうです。
すごい気温です…
さて、昨日ご来院のDさん、「2、3日前から首と肩が痛くて顔を左右に動かせない」 との事でした。
お身体を拝見すると、典型的な"寝違え"それもかなりこじらせておられます。
このような事は、今頃の寒い時期にはよくあります。
そういえば、昨年の3月7日のこの日記(2011年3月07「寝違え①」)にも同じ事が…
寝違えをおこしてしまった際の基本的な注意を書いていますので転載します。
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2011/03/07
寝違え①
一昨日の事です。Mさんが「4日前の朝から首と肩が痛くて首がほとんど動かない」という事で来院されました。
お身体を拝見すると、典型的な"寝違え"、それもかなりこじらせておられます。
朝起きたら首が動きにくい、痛くてゆっくり動かすのがやっと・・。いわゆる"寝違え"は日常よくある疾患です。 大抵の場合は安静にしていれば"日にち薬"で良くなるのですが、対処を間違えると思いの外長引きます。
よくある間違いは、●患部をすぐ温める。 ●凝りが原因だと思って患部をマッサージする。●痛みを我慢して患部のストレッチをする。●自己流の体操をする(特に首回し)。●すぐに何時も通りに活動する。 以上です。
なんと、Mさんは全部されていました(!)。 まず、朝起きて首が回りにくいので、朝風呂に入って、首までしっかりと浸かり、自分で首周りをマッサージ。続いてストレッチ。 そして仕上げに首をぐるぐる回して動きを確認。少し楽になった気がしたので、何時も通りに車を運転して通勤、職場で忙しく仕事を開始。 まさに、"寝違え"増悪メニューのフルコースです。
寝違えは、微細なレベルで筋肉や筋膜、皮下結合組織を傷つけている場合が多いのです。そんな状態で以上のような対処をすれば、当然症状は悪化します(温めると一時的には楽に感じますが…)。
"寝違え"は広い意味で外傷に入ります。 正しい対処は外傷の応急処置に準じます。 安静と冷却です。
患部を温めるのは症状のレベルにもよりますが、大体48時間(2日間)経ってからが目安です。 その後、症状が落ち着いてくれば、注意深くマッサージやストレッチ、その他の体操をしていきます。
くれぐれも、"寝違え"の直後に温めたり、自己流のマッサージや体操をしないで下さいね。
日頃洛中庵にお越し頂いている方で、もし、急な痛みや動きの制限が起こって判断に迷われたら、どうぞ遠慮なく洛中庵にお電話下さい。 施術中等ですぐに電話でお応え出来ない時は、折り返しこちらからお電話致します。
洛中庵は皆さんのトレーナ ーズルームです。
※寝違えと思っても、頸椎椎間板ヘルニアであったり、頸椎や他の器官の異常が原因の場合があります。ご注意下さい。
転載は以上です。次の日2011年3月8日の「寝違え②」もどうかご覧下さい……………………………………………………………………
※写真は昨年の今頃の愛宕山
《 あなたが あなたらしく 輝くように! 》
〈杉浦次郎〉
