洛中庵 の日記
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黄砂にご注意下さい
2012.04.26
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今日(4月26日)は久しぶりに本格的な雨の予報です。
一昨日、昨日は初夏を思わせる好天ながら、京都市内で黄砂の飛散がありました。
目や鼻、のど等に異和感を感じたり何らかの症状が出た方もおられるのでは…
昨年もゴールデンウィークの頃に黄砂の大量飛散がありました。
今年もこれから黄砂の大量飛散があることも予想されます。黄砂による健康被害に十分ご注意下さい。
昨年の5月2日の日記を再掲載します。
………………………………………今日は西日本を中心に各地で本格的な黄砂の飛散が観測されたそうです。市内も黄砂の大量飛散で一日中、霞んでいました。明日も引き続き黄砂の大量飛散が予想されています。 ご用心下さい。 外出時にはマスクの装着を忘れずに…
洗濯物も屋内で干される事をお勧めします。
黄砂の大量飛散時の対策は、花粉症の方の花粉の大量飛散時の対策とほぼ同じで良いと思います。
今日の新聞(SANKEI EXPRESS)に、「黄砂によるのどの痛み」という記事が掲載されていました。大変タイムリーな内容ですので、転載させて頂きます。
【青信号で今週も】大和田潔(おおわだ・きよし/秋葉原駅クリニック院長)
「黄砂によるのどの痛み」
放射性物質を避けるためにはどうしたらよいのか、という議論が盛んになされています。外出時は性能の良いマスクをするなど、肺への蓄積を避けることが大切と、前回お伝えしました。クリニックには、最近「のどが痛くて、鼻水もでる」という患者さんが増えてきており、「放射性物質のためですか?」という質問もよく受けます。
「花粉症ではないのに、あるいは、花粉症が終わりつつあるのに、また鼻水が出始めてきてしまったんです。なんだか数日のどが痛い症状が続いていたとおもったら、そのうち、せきも出てきて微熱もでるようになってしまった」という感じの方がとても多くいらっしゃっています。特徴はのどや目の痛みから始まって、鼻水も増え、せきになっていくという経過です。
原子炉のアクシデントはその後起きていないので、放射性物質によるものではないでしょう。たぶん、黄砂によるものではないかと思っています。この時期、風向きによって黄砂がずいぶん増えます。黄砂の大きさはちょうど肺の奥まで届く粒子の大きさをしていて、せきを引き起こしやすい性質を持ちます。また、化学物質や細菌などをまとっていて、炎症をきたしやすいという、やっかいな性質ももっています。
黄砂による直接障害であるのどの痛みや鼻水が起きてきて、その後、ウィルスや細菌感染を起こして発熱してくる、あるいは、せきが止まらなくなるせきぜんそくになってしまうと経過をとるのだと思っています。治療としては、せきがひどい時には気管支拡張薬のようなせきぜんそくの対応をするのと同時に、花粉症の治療薬のような抗アレルギー薬を併用すると症状がよくおさまります。
黄砂は砂なので、花粉より大きいと考えている方も多くいらっしゃいます。
実は黄砂のほうが花粉よりも小さく、肺の奥まで届きやすい性質を持っています。 スギ花粉症の季節はピークを過ぎつつあり、花粉症は収束しつつありますが、もし、のどや目の痛みが続くようでしたら、黄砂のことも考え、目の細かいマスクをきちんと着用するようにしましょう。
〈転載記事は以上です〉
黄砂に付着している化学物質や細菌は身体に大変有害です。
黄砂は近年、一年を通じて観測されています。呼吸器系の弱い方、妊娠中の方、花粉症・ハウスダストなどのアレルギーのある方は特にご注意下さい。
以上、昨年の5月2日の日記より
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《 あなたが あなたらしく 輝くように! 》
〈杉浦次郎〉