洛中庵 | 日記 | 「何を、どう食べるか」

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洛中庵 の日記

「何を、どう食べるか」

2012.09.10

今日(9月10日)も夕方に雨が降りました。 一雨毎に秋の気配が濃くるような気がします。


今時分は朝晩思いの外冷えることがあります。足腰や他の関節の痛みも出やすい時です。"古傷"をお持ちの方は冷えに十分お気をつけ下さい。寝冷えにもご用心を。



さて、前回の日記(2012/09/07)の続きです。


カロリー制限(少食)により寿命を延ばしたいのであれば、単にカロリーを制限するのではなく(単に少食にするのではなく)、「何をどのように食べるか」ということが重要なポイントになってくると考えます。


無理なダイエットや極端な少食の弊害による健康障害(骨粗鬆症、各種ホルモンの分泌異常、発育成長障害、老化の促進など)はよく知られているところです。そこまでのレベルではないものの、単なる少食では栄養の偏りが生じ易く、特定の栄養素が極端に不足し、その結果として様々な健康障害が発生し易くなります。



やはり「何を、どのように食べるか」が重要なポイントだと考えます。



この辺りの事を杏林予防医学研究所の山田豊文所長はその著書、『食べない人は病気にならない』(幻冬舎/2011/07/10発行)の中で、次のように述べておられます。




《私は、ビタミンやミネラルなどの摂取量をキープしながら、総摂取エネルギーを通常の65~70%に落とすことを「CRON(calorie restriction with Optimal Nutrition)=最善の栄養のもとでのカロリー制限」と呼んでいます。

単に摂取エネルギーを減らすだけではない点が、CRONの最大の特徴です。



この方法によって寿命が延びることが、アメリカでは1930年代からマウスや猿の動物実験で報告されており、生物にとって普遍的な長寿プログラムと考えられてきました。


2000年、マサチューセッツ工科大学のレオナルド・ガレンテ博士が、長寿遺伝子「サーチュイン(Sirtuin)」を発見し、このサーチュインが活性化すると寿命が延びることを明らかにしました。


サーチュインは、ガンの抑制、活性酸素の消去、筋力の強化、糖尿病の予防、脂肪の燃焼、老化の抑制といった数々の役割を持つ遺伝子のグループで、どんな生物にも存在することが確認されています。


ただし、常に働いているわけではなく、あるきっかけがないと活性化しないことがわかっていました。そして、その引き金となるのが「少ない食料」であることが博士の研究によって突き止められたのです。




日本では昔から、健康のためには腹八分目がよいといわれてきました。少食はさまざまな意味で体によいことを、体験的に知っていたのです。

これは、現代人がイメージする「カロリー控えめ」な食事とは意味がことなります。「マゴワヤサシイ」食のような、N/Cレート(1キロカロリー当たりの栄養価)の高い、"栄養豊富な"食べ物を「少なく食べる」ことがポイントなのです。



そして、今、食べすぎないことこそ、若々しさの秘訣、長寿の秘訣であることが科学によって証明されました。ただし、少食なればこそ、「何を、どう食べるか」の選択が、ますます重要になってくるのです。》





以上、山田豊文著『食べない人は病気にならない』より………………………………………………………………



少食なればこそ、その内容、「何を、どう食べるか」の選択がますます重要になる…。


大変もっともな事で、極めて説得力がある説明だと思います。















《 あなたが あなたらしく 輝くように! 》














〈杉浦次郎〉

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