洛中庵 の日記
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安易に使うのは危険な言葉だと考えます
2012.11.20
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前回の日記(2012/11/14)の続きです。がん予防のため、生活習慣を改善する主要な具体的項目を挙げる時、必ずと言っていいほど唱えられる言葉。
「バランス良く食べる」
ほとんどの人がなんとなく納得して聞いてしまうこの言葉。私はある意味とても危険な言葉だと考えています。
現在の日本社会で「バランス良く食べる」とはそもそもどんな内容を指すのでしょうか?
今や日本において、がんは一生の内に2人に1人が罹患する大変身近な病気になってしまっています。(これはやはり何かがおかしいと考えるべきです)私の周りにも過去にがんを患った方や、今現在患っている方々が多数おられます。
その方々がご自身の食生活について大体決まっておっしゃるのは「私は以前から食生活にはかなり気を付けていましたし、今でも何でも好き嫌いなく、バランスよく食べるようにしています」
というようなことです。
本当に現在一般的に理解されているような「バランスの良い食事」でがんを予防する事が出来るのでしょうか?それでは、その方々ががんになってしまったのは何故なのでしょうか?(中でも食生活との関連性が強く指摘される大腸がん、乳がん、前立腺がん等のがんについて)
私は現在一般的に言われているような「バランスの良い食事」でがん予防を実現する事は甚だ怪しいと考えます。(極端な偏食よりはましだとは思いますが…)
何故なら、食材や調味料自体にがんを予防する効果どころか、誘発しかねないものが多くあるからです。
何でも好き嫌いなく、バランス良く食べてきた方ががんになってしまったとしても何の不思議もありません。
がん予防のための食生活において、「バランス良く食べる」で思考停止し、なんとなく安心してしまうのは大変危険な事。
私はそう考えています。
《 あなたが あなたらしく 輝くように! 》
〈杉浦次郎〉