洛中庵 の日記
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揚げ物ばかりではいけません
2013.03.31
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うっかり、先週の日曜日(3月24日)の日記に"3月最後の日曜日"と書いてしまっていました。今日になって気付き、慌てて削除しました。すみません。。
日に日に春がたけてきます。自宅近くの桜もずいぶんと開いてきました。(写真)
さて、本日馴染みのビュッフェスタイルの自然食レストランで昼食をとっていた時の事です。
何気なく隣のテーブルの男性のお皿の上を見てびっくり!
山盛りにされたお惣菜の全てが「揚げ物」なのです。
まったく余計なお世話なのですが、大変気になりました。
いくら健康的なお惣菜が提供されている自然食レストランに入っていても、選ぶおかずが揚げ物ばかりでは困ります。
このあたりの説明が詳しくされている、『家族みんなが病気にならない食べ方事典/山田豊文著』(2013年2月15日初版第1刷)の「調理法に注意する」項から引用いたします。
〈その調理法が有害物質を増やしている!〉
食事には気をつけているという人でも、意外に見落としがちなこと─それは、「どのように調理するか」ということです。
たとえ主食を玄米にし、「マゴワヤサシイ」をしっかりとりながら、油のとり方にまで注意していても、調理法に無頓着なままでは、残念ながら「細胞が不元気になる食事」にさえなりかねません。
なぜなら、揚げる、焼く、炒めるといったような、100℃を超える高温で加熱調理すると、食品中の成分が化学反応を起こし、さまざまな種類の有害物質が発生しやすいからです。食べ物に含まれるタンパク質(アミノ酸)、脂肪、炭水化物(糖)からは、高温加熱を通じてそれぞれに特徴的な有害物質が生じ、体内に取り込まれると私たちの健康を害することが知られています。
終末糖化産物(AGE)やヘテロサイクリックアミン(HCA),多環芳香族炭化水素(PAH),アクリルアミド、そして過酸化脂質…。何やら難しそうな名前が並んでいますが、これらは全て、食品の高温調理で生じる有害物質の仲間です。
AGEは「糖化」を促進することが知られていますし、HCAやPAH,アクリルアミドは、いずれも発がん性が強く疑われている物質です。過酸化脂質は体内で酸化ダメージを促進します。
これの害を防ぐためには、揚げ物、焼き物、炒め物といった料理ばかりに偏らないようにする必要があります。
例えばAGEの場合、同じ食材でも調理法によって含有量に大きな違いが出ることが確かめられています。(本の中では、調理法によるAGEの含有量を比較したグラフが示されています)
つまり、煮たりゆでたり、蒸したりしたもの、そして生のものといったように、多様な調理法を心がけておけば、これらの「調理由来の有害物質」を最小限にとどめることができるということです。
加熱調理した食べ物には欠点がもうひとつあります。それは、
「消化酵素を無駄遣いする」ということです。
『家族みんなが病気にならない食べ方事典』からの引用は以上……………………………………………………
加熱調理された食品ばかり食べていては「細胞から元気になる食事」を食べているつもりでも、「細胞が不元気になる食事」になりかねないということです(特に一番高温となる揚げ物)。
今日のお昼に隣のテーブルにおられた男性が、いつかこの事を理解され、少しずつでも食事の内容を改善されていかれることを老婆心ながら祈っています。
《 あなたが あなたらしく 輝くように! 》
〈杉浦次郎〉
