洛中庵 | 日記 | がんと正しく向き合う

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洛中庵 の日記

がんと正しく向き合う

2014.03.09

先日の日記(2014/03/05、「抗がん剤は効く?効かない?」)の続きです。


『抗がん剤は効かない』(文藝春秋/2011年、後に改題され文庫化『抗がん剤だけはやめなさい』(文春文庫/2013年))の著者である近藤誠医師自身による同著の紹介文に次のものがあります。


〈 がん告知が一般化したと思ったら、「抗がん剤をやらないと死んでしまうぞ」という医者からの「酷知」が大流行してしまいました。しかし実際には真逆であり、胃がん、肺がんなど固形がんでは、抗がん剤や分子標的薬により生活の質が悪くなり、延命効果もなく、毒性死による縮命効果があることを解説しました。 〉(文藝春秋 平成26年1月臨時増刊号より)



本当に困った事ですが、抗がん剤治療の効果について十分な説明をしないばかりか、いろいろな脅しをかけながら抗がん剤治療に誘導する医師が現在でもまだまだ多く存在するのは事実です。(クライアントの方々との面談で日々実感しています)

実地のがん医療に携わる医師の意識改革の必要性を強く感じます。



さて、近藤誠医師ですが、氏は乳がんで乳房すべてを切り取る拡大手術に異を唱え、切除を最小限にとどめる温存手術を提唱・定着させた、乳がん温存療法の日本におけるパイオニアです。また、近藤医師は無意味な外科手術、効かない抗がん剤、科学的根拠に欠ける検診、人権を無視した治験など、従来のがん治療の問題点・誤りを鋭く指摘し、批判されてきました。最近では「がん放置療法」を提唱され注目されています。



私が大変尊敬する医師の一人です。



ただし、近藤誠医師の意見、主張に完全に同意出来ない点が一つあります。



近藤医師は「本物のがん(転移がんの事。これに対して転移しないがんを"がんもどき"と呼び区別されています)はできてすぐあちこちの臓器に転移して、最後に必ず宿主の命を奪う」とされていますが、これにはまったく同意出来ません。

私は、たとえ転移がんであっても治癒の可能性は十分にあると確信しているからです。













《 あなたが あなたらしく 輝くように! 》















〈杉浦次郎〉

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