洛中庵 | 日記 | 乳製品の摂取は乳癌発症の危険因子となりますか?

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洛中庵 の日記

乳製品の摂取は乳癌発症の危険因子となりますか?

2014.03.23

今日(3月23日)もある方から乳がん手術後の食事療法に関するご質問がありました。


昨年秋に10年前に手術した乳がんが再発(鎖骨上リンパ節に転移)し二度目の手術をされたとの事でした。

幸い手術は成功し術後の検査ではがんは確認出来なかったそうです。

ご本人としては当然、再再発はなんとしても防ぎたいと強く思っておられます。

そこで担当医師に乳がんの再再発を防ぐ為の食生活を尋ねたところ、「なんでも好きな物をバランスよく食べれば良いです。肥満にならないように気をつけて下さい。」とだけ言われたそうです。


また、牛乳や乳製品の摂取が乳がん発症のリスクを高めるという説がありますがどうなんでしょうか?
と質問すると、「乳製品の摂取と乳がん発症の因果関係は今のところはっきり分かっていません。気にしないで良いと思いますよ。」と言われたそうです。



「バランス良く食べる」実に当たり障りの無い答えです。しかしながら、これではほとんどの方は納得出来ないでしょう。
殊に実際にがんを患った方は…

また、乳製品の摂取と乳がん発症との関連性を医師に尋ねるとほとんどの場合、先ほどの医師と同じ答えが返ってくるでしょう。


当然だと思います。それが大多数の医師の共通認識なのですから。



以下に、日本乳癌学会のホームページから「乳製品の摂取が乳がん発症の危険因子となりますか?」という質問に対する答えを転載します。

Q:『 乳製品の摂取は乳がん発症の危険因子となりますか。』…………………………………………………………A: 乳製品の摂取と乳がん発症との間には明らかな関連性はありませんが、肥満を招かない程度の適量の摂取が望まれます。
過去には乳製品を多く摂取している人は乳がん発症のリスクが増加するとの報告もありましたが、1999年以降の研究では、乳製品の摂取と乳がん発症との関連を認めるものはほとんどありません。また、一部には乳がん発症の危険性を減少させるとする報告もあります。乳製品には、脂肪のように乳がん発症のリスクを増加させる可能性のある成分と、カルシウムやビタミンDのように乳がん発症のリスクを減少させる可能性のある成分が両方含まれていて、乳製品の摂取と乳がん発症との間に一定の関連性を見出すのはかなり困難です。
ただ、乳製品には多くの脂肪が含まれるのは事実で、大量に摂取すれば肥満を招く可能性があります。一方でヨーグルトなどの発酵食品は、腸内細菌を整える作用もあります。したがって、肥満を招かない程度の乳製品の摂取であれば乳がん発症のリスクは増加せず、健康管理上も問題はないと考えられています。






以上、日本乳癌学会のホームページより



どう思われますか?














《 あなたが あなたらしく 輝くように! 》












〈杉浦次郎〉

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