洛中庵 の日記
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「医者の不養生」では困ります
2014.11.05
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写真は秋の一般公開中の京都御所紫宸殿。(今年の秋季一般公開は今日まで)この前の連休中に遠来の友人のAさんと出かけました。
御所の中に入ったのは子供の時以来だと思います。
成人後に初めて訪れた御所の中はどこも大変興味深く、楽しく見学しました。
一緒に御所に出かけたAさんは内科医。関東の病院に勤務されています。
学生時代からヘビースモーカーで私は機会ある毎に禁煙するよう意見していました。(釈迦に説法。笑)
ところが、今回Aさんに会ってビックリ。なんと禁煙されていました…。
とても嬉しく思いました。Aさんの禁煙がずっと続きますように!
さて、医師の喫煙といえば先日新聞の電子版にこんな記事が出ていました。
【「医学部生は非喫煙!」入試パンフに記載の大学(10:33)】
福岡大学医学部(福岡市城南区)は、2015年度入試に向けた学部案内パンフレットに「医学部生は非喫煙!」と記載し、たばこを吸わないよう呼びかける方針を打ち出した。
入試の出願要件とはしないものの、同大の医学部や付属病院の敷地内は、すでに禁煙エリアとなっており、パンフレットには「入学生は当然、喫煙を禁止します」と明記した。
日本では近年、大学入学後に吸い始めるケースが増えており、喫煙の「大学デビュー」をいかに食い止めるかが課題になっている。朔(さく)啓二郎・医学部長(心臓・血管内科学教授)は「医学部生が非喫煙であることは、将来、立派な医師になる必須の条件の一つ」としている。
25日から福岡市で開かれる第9回日本禁煙科学会学術総会(会長・朔教授)では、福大や九州大、11年度から非喫煙を入学条件としている崇城(そうじょう)大薬学部(熊本市西区)の医師らが参加するシンポジウムで、若年者の喫煙防止策について話し合う。
文部科学省は、非喫煙を入学の条件とする大学の有無は把握していないという。
以上、読売新聞電子版(2014/10/24)より………………………
記事の案件については喫煙者を中心に反対意見も出ているようが、私は全面的に賛成です。
皆さんはどう思われますか?
私は常々、医学部教育については非喫煙指導だけでは無く、是非とも食育についても取り組んで頂きたいと思っています。
近年、一般社会では「食と健康」についての関心が非常に高まりを見せています。そういう状況にも関わらず、今もって医学生そして現役の医師さえも「食と健康」についての意識、関心は相変わらず低いままのように見受けられます。(勿論、立派な見識をお持ちで実生活でも見事に実践されている医師もおられますが…)
医師の治療を受ける側にとっても、ご自身とご家族の為にも「医者の不養生」では困るのです。
《 あなたが あなたらしく 輝くように! 》
〈杉浦次郎〉
