洛中庵 の日記
-
甲田光雄先生と済陽高穂先生
2011.05.07
-
今日(5月7日)も暖かな一日でした。陽射しもずいぶんと強くなってきましたね。
さて、先日(5月1日)の日記の続きです。
がんの食事療法の実践で、素晴らしい実績を重ねておられる医療施設として、私は、やはり故甲田光雄先生(2008年8月に他界されました)が大阪府八尾市に開設された甲田医院を筆頭に挙げたいと思います。
甲田医院は断食・少食・生菜食などの西式健康法を基礎にした治療を実践し、がんを始め数々の難病治療に成果をあげておられます。日本に於ける、食事療法を実践・指導する医療施設のパイオニア的存在(半世紀以上前から食事療法に取り組まれていました)だと思います。
(甲田医院のホームページは、www.kouda-clinic.jp//)
甲田医院に比べると、かなり、歴史は浅いのですが、がんの食事療法を広く社会に広められ、医療者の間にもかってない、大きな影響を与えられた、済陽高穂先生(10数年前からガンの食事療法に取り組まれています)とその関連施設はこれからも、がん医療に於いてその存在感を増していくものと思います。
都立大塚病院副院長や千葉大学医学部臨床教授も勤められた済陽先生が、「がん医療に於いて、食事療法(栄養代謝療法)はすべてのがん治療のベースとなる治療法である」とされ、実際の臨床で実践し、その実績を学会のみならず、講演活動や出版物で公表され続けておられる意義はがん医療の未来の為に大変大きなものだと考えます。(済陽先生が指導されている医療施設は、『超実践編 今あるガンが消えていく食事』の巻末の"ガンの食事療法を指導している主な医療機関"の中に紹介されています)
私は以前、済陽先生ががんの食事療法に取り組まれるきっかけとなったエピソードを文藝春秋SPCIAL 2009季刊冬号の『がんの再発を防ぐ食事療法』という寄稿文で読み、大変感銘を受けました。
洛中庵のホームページ(http://rakuchuan.jp)の中のブログの2010.04.20 の記事『ガンは生活習慣病、だとしたら…』の中に一部を転載していますので、是非お読み下さい。
〈杉浦次雄〉