洛中庵 の日記
-
「ミナビッセル理論」
2015.02.18
-
週明けの月曜日から毎日、15日(日曜日)に実施された京都マラソンに参加されたクライアントの皆さんからの結果報告が続いています。
皆さん、自己ベストを上回るタイムで完走されたそうです。
前日までの天気予報が見事に外れ、時折冷たい雨が降る生憎の天気でしたので心配していたのですが、結果は◎。
本当に良かったです!
さて、昨夜は洛中庵の業務終了後に、いつもお世話になっている大高酵素京都販売代表の藤井さんと大高酵素本社広報の荒井さんにお会いし、親しくお話を伺う機会がありました。
大変勉強になりました。
特に米国ローレンスバークレー国立研究所のミナビッセル女史の癌発生のメカニズム研究(ミナビッセル理論)のお話は洛中庵で私が取り組んでいるガンの予防、治療に直結する内容でした。ミナビッセル理論とその周辺の研究については、今後も注目していきたいと思っています。
以下は、TED日本語字幕付き動画より転載。
Mina Bissell: ミナ・ビッセル「癌の新しい理解につながる実験」
16:18 ・ Filmed June 2012 at TEDGlobal 2012 ・ Subtitles available in 25 languages
乳癌研究者のミナ・ビッセルは、癌細胞はどれもが腫瘍になるのではなく 周囲の環境(微小環境)の送る信号によって腫瘍化が左右されると信じ、この画期的な考えを証明するための研究を数十年に渡って続けてきました。癌の増殖に対する定説の間違いを示した二つの実験について話します。
転載は以上。
おおよその内容は、
細胞を取り巻く微小環境が壊れると、癌化が起こる。逆に、癌細胞を取り巻く微小環境を正常に戻すと、癌は縮小消退する。というものです。
(この一連の変化をマウスの細胞を用いて実証しています。)
癌の増殖に対する定説では癌細胞自体に問題があるとされていますが、ミナビッセル理論では、癌細胞が増殖する体内環境に問題があるとしています。
この理論を用いると、食事療法(栄養代謝療法)やファステイング、温熱療法や適度な運動(この場合は有酸素運動)を総合的に実践することが癌の予防・治療に有効である理由がうまく説明出来ます。
《 あなたが あなたらしく 輝くように! 》
〈杉浦次郎〉